シワを予防したい
何気なく鏡を見るといつの間に増えてしまっているシワ。シワは深く刻まれる前にケアをし、予防するのが大事です。ここでは、シワの原因や予防方法、乾燥ジワにおすすめのスキンケアをご紹介します。

【監修】私が解説します!
天然由来の基礎化粧品を開発しているメーカー「リソウコーポレーション」開発部門の研究員。
健康食品の原料メーカーでもあることから成分・原料開発の実績を活かし、素肌に優しい化粧品の開発を行っています。
特に注意したい
「乾燥ジワ」「紫外線ジワ」
シワには、乾燥が原因の「乾燥ジワ」、紫外線ダメージによる「紫外線ジワ」などがあります。
これらのシワを放置するとどうなるのでしょうか。加齢とともに表面化する乾燥ジワは、長くて深く刻まれた大きなシワになりやす、紫外線ジワは肌内部の水分がどんどん減少し、シワがより目立つようになります。
シワの予防方法とは?
ちりめん状が特徴の
「乾燥ジワ」の場合
乾燥ジワには保湿機能が高い化粧品を使って、角質層の水分量を増やす必要があります。特に皮膚が薄いとされる目・口周りは乾燥ジワができやすい部分。重ね付けなどでうるおいをたっぷり与えてあげましょう。
もちろん、室内にいてもクーラーなどで乾燥が避けられない場面もあるでしょう。そんな時は、加湿器の活用や保湿成分の入ったUVクリーム・メイクをするといった心がけも大切。日頃から肌を乾燥させないための工夫が、シワ予防につながるのです。
おすすめ保湿成分
シワ対策のための保湿成分ですが、グリセリン・ヒアルロン酸・セラミドなどがおすすめ。
- グリセリンは、乾いた角質層に潤いを与え、柔らかくすることができます。乱れた肌も整えやすくなり、乾燥対策に繋がります。
- ヒアルロン酸は、乾燥した環境でも水を多く保つ水分です。もともと人間の体に存在している成分のため、肌に馴染みやすく、さまざまな肌質にも使えます。
- セラミドは、角質層にある細胞の間に水分と脂分を繋ぎ、外部ダメージから肌のバリア機能を強くしながら、肌の水分の蒸発を防ぐこともできるため、シワの予防として高く期待できます。
外部ダメージが原因の
「紫外線ジワ」の場合
紫外線ジワの場合、やはり紫外線を浴びないことが一番。外出時はUVクリームや日傘、帽子、手袋を使用して、なるべく日光が肌に触れないようにしましょう。
UVクリーム関しては、「紫外線吸収剤」を配合された成分に気を付ける必要があります。紫外線吸収剤は紫外線を身体から追い出す際に、肌に化学反応を起こすことがあり、負担をかけやすいです。日常生活で使うのであれば、「紫外線吸収剤」不使用で「SPF30・PA++」くらいのUVクリームなら肌に優しい。
しかし、これらの工夫を凝らしても100%紫外線を防ぐのは不可能ですので、スキンケアで小さなダメージを日々リセットする意識が大切です。しっかりと保湿をして紫外線による乾燥を防ぐこと。紫外線によって減少するコラーゲンを補うことが大切です。