化粧品を変えたら顔にかぶれが…
化粧品を新しく買い替えたら、顔がかぶれてしまった…という経験がある方は多いでしょう。もしかすると、それはただの肌荒れやかぶれではなく「好転反応」かもしれません。ここでは、化粧品による肌かぶれの原因・症状、肌かぶれとや好転反応との違いなどを紹介します。
化粧品かぶれとは?
化粧品かぶれとは「接触性皮膚炎」という皮膚炎の一種。特定の成分や物質が肌に触れることで、接触した箇所が熱を持つ、赤く腫れる、かゆみや発疹がでる、水膨れができるなどの症状があらわれます。新しい化粧品を使い始めてすぐに発生するケース、または化粧品を使用してある程度期間が経ってから症状が出るケースがあり、そのまま化粧品を使い続けると症状の悪化や色素沈着を起こすことがあるため注意が必要です。
好転反応とは?
新しい化粧品を使用してすぐに湿疹や赤みがあらわれたとしても、それは今まで肌に溜まっていた良くないものが表面化しただけで、一定期間を過ぎると症状が良くなる「好転反応」かもしれません。好転反応は肌の調子が良くなるまでに発生する現象のことで、その化粧品が肌に合っているという証拠でもあります。
スキンケアで肌に起こる好転反応は、吹き出物やニキビ、肌のざらつきなど。新しい化粧品を使い始めてすぐにこれらの症状が発生した場合、すぐに化粧品を変えるのではなく、その症状が「化粧品かぶれ」か「好転反応」かを見極める必要があります。
好転反応と肌荒れを見極めるポイント
好転反応の場合、湿疹や赤みがあらわれたとしても、基本的にかゆみやヒリヒリ感はありません。
一方で「化粧品かぶれ」の場合は、かゆみやヒリヒリ感が生じます。見た目の症状だけだと見極めが難しいところですが、化粧品を使用したときに感じる刺激の違いで上手に見極めましょう。
普段問題なく使用できていた化粧品なのに、ある日突然かぶれてしまった場合
これまで問題なく使用できていた化粧品でも、年齢やホルモンバランス、体質などの変化によって肌に合わなくなるケースがあります。肌環境はとてもデリケートでゆらぎやすいため、年齢やホルモンバランス、体質の変化に合わせて化粧品を適宜買い替えることも大切です。