角質ケアで美肌を手に入れたい
肌のもっとも外側を覆っているのが角質層です。通常は肌の代謝によって古い角質は剥がれ落ちていきますが、それが蓄積すると肌がざらついたりくすんだり、毛穴詰まりの原因になったりします。角質はどのようにケアすればいいのでしょうか。
肌のくすみも角質が原因?
肌のざらつきやゴワゴワした感じが気になる、肌がくすんで見える、そんな悩みを持つ人は多いでしょう。もしかして、メイク落としシートを頻繁に使っていたり、生活のリズムが崩れがちだったりしませんか?もしそうなら、古い角質が原因かもしれません。
肌の代謝が低下していると、不要な角質が蓄積して肌がざらつき、灰色っぽくくすんできます。適切なスキンケアで肌の代謝を改善し、スムーズに角質を取り除く必要があります。
角質を放っておくと角栓に
古い角質と皮脂が混ざって毛穴に詰まるのが角栓です。放っておくとどんどん大きくなり、鼻や眉間、あごなど皮脂の分泌が多い部分に目立ちます。 さらに、時間が経つと表面が酸化して黒っぽくなります。これがいわゆる「黒ずみ毛穴」。こうならないうちに適切な角質ケアを施し、毛穴を目立たないようにしたいですね。
角質ケアは洗顔が基本
顔の角質ケアは洗顔が基本。でも、きちんと洗顔しているつもりなのに毛穴が目立ってしまう、そんな人もいるようです。
毎日洗顔しているのに毛穴が目立つ
毎日洗顔しているのに、どうしても毛穴が目立ってしまう…。もしかすると洗顔方法が間違っているのかも。きちんと洗おうとするとゴシゴシこすりがちですが、それはNG。肌への刺激が強すぎてトラブルの原因になります。といっても、優しく洗いすぎて汚れが残ってしまってもいけません。
間違った洗顔とは
丁寧に洗いたいからと、ゆっくりと時間をかけて洗顔している人は多いと思います。しかし、それがかえって毛穴を目立ちやすくしてしまっているかもしれません。
洗顔に時間をかけすぎると、それだけ肌に負担がかかります。摩擦のせいで正常な角質を傷つけることもあります。洗顔のポイントは「優しく」「すすぎ残しなく」「手際よく」だと心がけましょう。
角質ケアに効果的な洗顔
洗顔料の選び方
洗顔料は肌の状態に合わせて適切なものを選ぶことが大切です。特に敏感肌の人は、成分表記に十分注意して肌にダメージを与えないようにしましょう。以下では、洗顔料のタイプについて紹介します。
酵素パウダータイプ
酵素には古い角質を分解する働きがあり、毛穴のつまりを取り除く効果が期待できます。しかし、酵素は洗浄力が強いので頻繁に使用すると肌が乾燥し、ヒリヒリしたりつっぱったりするおそれも。酵素パウダーによる洗顔は、肌の状態を確認しつつ使用頻度を意識しながら行なうことをおすすめします。
ピーリングタイプ
古い角質が蓄積しやすい鼻や眉間をピーリング剤でふき取ると、肌がやわらかくなって毛穴も目立ちにくくなります。ただし、強くこすってはいけません。コットンにピーリング剤を含ませて優しくふき取ること。その際は往復せず一方向のみにふき取ってください。
スクラブタイプ
1~2週間に1回を目途にしてスクラブ洗顔を行なうことで、古い角質を落とすことができます。ただし、こちらもやりすぎは厳禁。通常の洗顔料よりも肌への刺激が強いので注意が必要です。
洗顔の仕方
基本的には朝晩2回、朝は30秒以内、夜は60秒以内の洗顔がおすすめです。皮脂の多い鼻やおでこ、フェイスライン、頬の順番で、指の腹を使って転がすように洗うのがコツです。
また、40度以上のお湯は肌への刺激が強くなるので避けましょう。洗顔料を洗い流すときはぬるま湯を使い、洗顔料の成分が残らないように丁寧に流します。