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大人ニキビがなかなか治らない

「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」。2つの呼び名が浸透しているように、実は年代によってニキビの原因や症状は異なります。今回は、大人ニキビの原因や対策法について触れていきましょう。

監修者

【監修】私が解説します!

天然由来の基礎化粧品を開発しているメーカー「リソウコーポレーション」開発部門の研究員。
健康食品の原料メーカーでもあることから成分・原料開発の実績を活かし、素肌に優しい化粧品の開発を行っています。

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大人ニキビはどのように起きるの?

「大人ニキビ」とは、主に20歳を過ぎてからできるニキビのことを指します。特に頬やあご、おでこ、フェイスラインにできやすいのが特徴で、月経前になると口の周りにできる女性が多いかもしれません。また汗をかきやすい人などは、おでこにも大人ニキビがでやすいです。

大人ニキビの原因

大人ニキビの原因はずばり、ターンオーバーの乱れとバリア機能の低下。肌の新陳代謝が28日周期で回っていれば、ニキビができてもすぐに治ります。ところが加齢と共にこのターンオーバーのサイクルが狂い、肌の老廃物が留まってしまいます。これが大人ニキビの原因となります。

さらに職場や家庭の環境が変わるなど強いストレスを感じているときにも、過剰な皮脂が分泌され、大人ニキビになってしまいます。季節の変わり目で寒暖の差が激しいときも、肌がストレスを感じてゆらぎ肌となり、大人ニキビができやすくなります。体調に変化があるときには皮脂が過剰に分泌されやすいとも考えられています。

正しいケアをしないと繰り返しできてしまう

特に大人ニキビが厄介なのは、原因を明らかにして正しいケアをしなければ、繰り返しできてしまうこと。「治ったはずなのにまた同じ場所にできる…」という人は、適切なケアを行なえていない可能性があります。

たとえば、おでこニキビは前髪・洗顔の洗い残しによる刺激が原因かもしれませんし、紫外線にあたりやすい頬のニキビはそのダメージが招いている可能性があります。カラーリング剤や整髪料が原因で顔が腫れあがることもあるように、思わぬところに大人ニキビの原因があるものです。いったん原因を突き止めてしまえば、大人ニキビの再発を防げるかもしれません。

ニキビ防止に効果的!
ターンオーバーを正常化する方法

それでは、ターンオーバーのサイクルを正常に保つには、いったいどうすればよいのでしょうか。

ターンオーバーの周期が乱れる原因は、紫外線や乾燥などの外からのダメージに加え、ストレスや食生活の乱れ、睡眠不足などが考えられます。規則正しい生活サイクルを心がけつつ、スキンケアで肌に本当に必要な栄養を与えてあげることは、ニキビ予防にも役立ちます。ただし加齢と共にターンオーバーの周期は長くなっていきますので、傷や大人ニキビもどんどん治りにくくなるという点は避けられません。

大人ニキビを防ぐためにはつねに肌を清潔にすることと、乾燥をプロテクトする万全の保湿ケアをすることが大切です。保湿ケアのなかでも「肌のNMF(天然保湿因子)は揮発しないようにシールドする」ケアができるセラミドが配合された基礎化粧品や、肌の新陳代謝をサポートするビタミンCやビタミンB群の摂取を組み合わせるとよいでしょう。

大人ニキビを悪化させるNG行動とは

ニキビと聞くと「毛穴が詰まった状態」や「皮脂分泌が過剰」などのイメージから、しっかり洗浄しなければ!という気になりがちですよね。でも、間違ったスキンケアがニキビを悪化させているケースも少なくありません。たとえば、下記のような行為に思いあたる人はいませんか?

  • ・強い洗浄力・殺菌力のあるスキンケア用品を使う
  • ・ゴシゴシしっかり何度も顔を洗う
  • ・すっぴんで過ごすことが多い
  • デリケートなお肌でいちばん気をつけなければいけないのは「強い刺激」です。せっかくのスキンケアが無駄になるどころか、大人ニキビの誘発にもつながりかねません。とくに洗顔には要注意です。

    予防するために注意すべきこと

    まず、洗浄力の強い成分が入ったクレンジングや洗顔料は、必要な皮脂まで奪ってしまいます。皮脂がたくさん分泌されている状態は、皮下組織が乾燥した「インナードライ」の可能性が高いといえます。洗顔は多くても1日2回までにし、洗浄時間もなるべく短めにしましょう。ただし洗顔料などが肌に残らないように、しっかりすすぐように気をつけてください。

    春から秋にかけて強い紫外線にさらされる肌は、室内にいても日焼けする危険にさらされています。すっぴんで過ごすのもよいのですが、日常的に日焼け止めとUVカット効果のあるフェイスパウダーだけは塗るようにしましょう。近所にちょっと出るだけだから…と、すっぴんで出かけるのも基本的にはおすすめできません。せめて最低限の紫外線対策をすることと、肌を清潔に保つことだけは忘れないようにしてください。

    大人ニキビと大人の吹き出物って別物?

    大人になってもニキビに悩まされる人は多いです。ところでよく聞く「大人ニキビ」と「吹き出物」とは一体何が違うのでしょうか。

    実は、「大人ニキビ」と「吹き出物」も、「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる皮膚疾患。いわゆる「ニキビ」や「吹き出物」はその俗語で、一般的には年齢によって呼び方が区別されています。思春期によくできるニキビはホルモンが活発になることで皮脂の分泌量が多くなり、Tゾーンやおでこなど皮脂の多い場所にできるのが特徴。一方、大人になってからできるニキビは乾燥やストレスによる肌のターンオーバーが乱れから起こるもの。どちらも毛穴に皮脂が詰まってできるものですが、思春期ニキビと吹き出物では原因が少し違いますね。つまり、大人になってできるニキビは一般的には「吹き出物」として扱われることが多いです。

    尋常性ざ瘡とは?

    尋常性ざ瘡とは、皮脂が毛穴に詰まって発疹のような状態になったもの。初期の段階では発疹のようなプツプツとした状態ですが、進行するにつれ赤みが出てきたり、水ぶくれのように膿んだもの、皮脂の下に膿が溜まって袋のようになったものとそれぞれに段階があります。このような慢性的な皮膚疾患をまとめて「尋常性ざ瘡」と呼びます。

    ざ瘡はひどいケースだとクレーターや跡が残ってしまうリスクがあるため、見つけたら早めにケアを行うことが重要です。

    ニキビや吹き出物を防ぐには

    ニキビや吹き出物は、過剰な皮脂が毛穴に詰まってしまうのが原因。そのため、皮脂分泌をコントロールする必要があります。ですが、大人ニキビは思春期ニキビとは違って、実は乾燥が原因というケースが多いのです。そのため、顔がべたつくからといって保湿を怠っていると余計に悪化してしまう恐れがあります。

    大人のニキビ予防は普段から乾燥を防ぎ、化粧水だけでなく乳液やクリームを使ってしっかりと保湿することが重要。また、偏った食事をしていないか、ストレスを感じていないかどうかもチェックしてみてください。大人のニキビや吹き出物はストレスや睡眠不足も大きく関係しています。

    ニキビの種類と原因

    ニキビにはいくつかの種類があります。まずはそれぞれの特徴と原因から見ていきましょう。

    白ニキビ

    白いニキビはニキビの中でも初期の段階で、毛穴の奥に皮脂がたまりポツポツとした状態になっているもの。痛みを感じることは少なく、跡にも残りにくい段階です。

    黒ニキビ

    白ニキビが悪化すると、奥に溜まった皮脂が空気に触れることで酸化し、黒ずんできます。黒くなったニキビはまだ炎症が起こっておらず、症状としては初期の段階。しかし、これ以上進行してしまうと跡が残りやすくなるため注意が必要です。

    赤ニキビ

    黒ニキビが進行すると、アクネ菌によってニキビが炎症を起こし赤いニキビができます。アクネ菌は普段から肌に常在している菌ですが、皮脂が大好物。毛穴にたまった皮脂は遊離脂肪酸という物質に変化し、アクネ菌と結びついて炎症を起こしてしまいます。赤いニキビになると治りにくいため、集中してケアを行うことが大事です。

    黄ニキビ

    赤ニキビがさらに悪化すると炎症したニキビが化膿し、膿がたまって膨らみます。黄ニキビは目立ちやすく、また炎症が長続きするとニキビ跡が残ってしまう可能性があります。

    ニキビレス肌を目指すには?

    できてしまったニキビは早めにケアをして治していきましょう。ここからはニキビと無縁になる、ニキビレス肌のための正しいセルフケアについて紹介していきます。

    正しい洗顔と保湿を徹底

    まずは正しい洗顔と保湿が基本。洗顔は強くこすらず、泡で包み込むように優しく洗いましょう。顔をふくタオルは清潔なものを使い、優しく水気をふきとります。そして大事なのが洗顔後の保湿。大人のニキビは乾燥が原因であることが多いため、たっぷりの化粧水で保湿することが大事。また、せっかく保湿した化粧水が蒸発してしまわないよう乳液やクリームで蓋をすることも忘れずに。

    肌刺激を避ける

    刺激すると炎症が悪化してしまう恐れがあるため、肌への刺激になるものは避けるようにしましょう。また、紫外線を強く浴びてしまうのも危険。紫外線を過剰に浴びるとメラニン生成が活発になり、炎症部分が色素沈着を起こしてしまいます。ニキビ跡が残ってしまうのを防ぐためにも、外に出るときには必ずUVケアの下地や日焼け止めを塗るようにしましょう。

    ビタミンを摂取する

    ニキビ跡を残したくない場合はビタミンを積極的に摂取するのがおすすめです。緑黄食野菜にはメラニン生成を抑えるビタミンCや、抗酸化作用のあるビタミンA、ビタミンEが豊富に含まれています。また過剰な皮脂の分泌を抑えてくれるビタミンB2、ビタミンB6 などもいいですね。魚や卵に多く含まれているため、たんぱく質も一緒に摂取できます。

    症状が重い場合は皮膚科を受診する

    症状が悪化したニキビの場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。炎症が強い場合はセルフケアだけでなく専門の皮膚科へ頼ることも大事。ニキビで病院なんておおげさだと思うかもしれませんが、決してそうではありません。ニキビ跡を残さないためにも、早めの受診をおすすめします。

    ニキビ肌のNG行為

    顔にできたニキビは目立つので今すぐになんとかしたくなりますよね。しかし、炎症したニキビをさわるのは絶対NG。

    ここでは、ニキビ肌にやってはいけないNG行為をまとめて紹介します。

    ニキビをつぶす

    膿んだニキビはつぶしたほうが治りが早いと聞きますが、皮膚科などの専門科以外では危険な行為です。ニキビをつぶすとそこから菌が侵入するばかりでなく、周辺の皮膚を傷つけてしまうため、余計に悪化してしまう場合があります。もし膿んだニキビが自然につぶれてしまった場合も手で触らず、洗顔して清潔を保つようにしましょう。

    ファンデーションを厚塗りする

    ファンデーションを厚塗りしてしまうと余計に毛穴が詰まってアクネ菌が増殖してしまいます。アクネ菌が増殖するとまたニキビができてしまう可能性があるため、できるだけファンデーションの厚塗りは避けてください。また、たくさんファンデーションを塗ってしまうとクレンジングにも時間がかかるため、そのぶん肌を刺激してしまうことになります。

    刺激の強いケア用品を使用する

    刺激の強いケア用品は炎症を悪化させる可能性があるため、ニキビができたときはなるべく使わないようにしましょう。低刺激のものや自然由来のスキンケアを使って、必要以上に肌を刺激しないようにするのがおすすめ。

    NG行為によって生まれる「ニキビ跡」

    このようなNG行為を繰り返し行っていると、炎症が治まったあとでもニキビ跡が残ってしまいます。何度もニキビをつぶしていると、肌の奥にある真皮層や皮下組織までダメージを受けてしまい、修復不可能となった肌は「クレーター」になる恐れも。また、長引く炎症をそのままにしていると肌がダメージを受け、炎症が治まったあとでも赤く残ったりしてしまいます。その赤みがメラニンによって茶色く変色し、シミのようなニキビ跡ができることもあります。

    「ニキビ跡」ができてしまった場合のケア方法

    ニキビ跡は一度できてしまうと自然治癒は難しいため、皮膚科を受診するのがおすすめです。とくにクレーターなどのデコボコした肌はレーザー治療が必要になる場合もあります。しかし、軽いニキビ跡であれば日ごろのセルフケアで少しずつ改善することが期待できます。

    ビタミンC入りのスキンケアを取り入れる

    赤みや茶色いニキビ跡が気になる方は、ビタミンC誘導体を配合した化粧水を取り入れてみましょう。

    ターンオーバーを整える

    クレーターになってしまった場合は、肌のターンオーバーを改善させることが大事。改善までに時間がかかるため根気強さが必要ですが、肌のターンオーバーを整えることでゆっくりと肌を再生していきます。コラーゲンやヒアルロン酸入りのスキンケアを使い、同時に良質の食事や睡眠を心がけましょう。あまりに大きなクレーターの場合は皮膚科でレーザー治療をするのが望ましいです。

    アイテム別に解説
    肌に優しい化粧品の選び方

    監修者
    【監修者より】
    知ってほしい、
    研究員の思い。

    化粧品をつくる側だからこそ、
    本当に良い化粧品は何かを伝えたい。

    直接お肌につけるものだからこそ、私たち研究員は「お肌に優しく、そしてお客様のお悩みにより添える商品」の開発を使命としています。世の中には、たくさんの化粧品があふれています。日々、研究に熱を注いでいるからこそ、お客様にはご自身の肌に合った商品を手に取ってほしい。そう、切に願っています。

    このサイトをご覧になっている皆さんは、お肌をいたわる化粧品を探していらっしゃることでしょう。お肌の知識や、化粧品業界の事情から「お肌への優しさ」というテーマで解説させて頂きました。皆さんの化粧品選びに少しでもお役に立てれば幸いです。

               

    本当に、肌に優しい化粧品を届けたい。
    理想の化粧品をつくるため、
    リソウは研究を続けています。

    1995年に健康食品の原料メーカーとして創業。成分開発の技術を活かし“肌に優しい化粧品”として美容液「リペアジェル」を代表とするリペアシリーズを製造・販売しています。本当に肌へ良い成分を追求し、業界で不可能といわれた生のビタミンCを配合する技術を開発。良質な植物原料にもこだわり自社農園にて無農薬栽培も行っています。

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