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オーガニック化粧品の選び方について

近年、「オーガニック化粧品」という言葉を目にする機会が増えましたよね。スキンケアに大切なのは、潤いや美白、そして何より「肌への優しさ」です。オーガニック化粧品とは一体どういう化粧品のことを言うのか?他の化粧品との違いや、肌に優しいと言える理由を、実際の研究員さんに解説してもらいます。

監修者

【監修】私が解説します!

天然由来の基礎化粧品を開発しているメーカー「リソウコーポレーション」開発部門の研究員。
健康食品の原料メーカーでもあることから成分・原料開発の実績を活かし、素肌に優しい化粧品の開発を行っています。

≫リソウコーポレーションとは?

オーガニック化粧品とは?

オーガニック化粧品

そもそも「オーガニック」とはどういう意味なのかご存知でしょうか?オーガニックとは、「有機栽培」。つまり化学合成農薬や化学肥料に頼ることなく、自然の力で栽培することを意味しています。

つまりオーガニック化粧品と呼ばれているのは、化学の力に頼らない農薬や肥料で育てた植物によって作られた化粧品のこと。

オーガニック由来成分のメリット

オーガニック化粧品には、「オーガニック由来成分」がたっぷり含まれています。どうしてオーガニック由来成分が良いのか、そのメリットを1つ1つチェックしていきましょう。

オーガニック栽培植物は生命力が
強いため、高い効果が期待できる

オーガニック植物

オーガニック栽培で育てられた植物たちは、どれも化学薬品に頼らず自然の力のみで生きてきました。そのため自発的に身を守る力が強いという特徴を持っており、生命力が高いわけです。

特に注目したいのは、オーガニック栽培植物の「抗酸化作用」と「抗炎症作用」。抗酸化作用は活性酸素によって肌の細胞が老化するのを防ぎ、年齢を重ねた肌のケアとして期待できます。抗炎症作用は肌のかゆみや赤み、痛みといった肌トラブルを抑制する働きがあります。

以上の植物を配合したオーガニック化粧品には、肌の老化へのケアや肌トラブルを防ぐ力が特に強く備わっているのです。

天然成分のため、肌への負担が少ない

化学薬品が一切使われていないため、オーガニック化粧品は「天然」だと言えます。

つまり化学成分が原因となって肌に負担をかけたり、トラブルを起こしたりするリスクが低いのです。そのため敏感肌の方でも安心して使えます。

肌だけじゃない!地球にも優しい

化粧品が作られる過程を見てみると、オーガニック化粧品は人だけでなく地球にも優しい存在。有機栽培では、化学技術による農薬や肥料を使わずに植物を育てているので、化学物質による大気汚染の影響が少ないと考えられます。

お肌に優しいことはもちろんうれしいことですが、地球にも優しい化粧品というのは気分が更に良いものですよね。

たった1%の成分でも
「オーガニック」と名乗れる、
日本のオーガニック化粧品事情

純度の高い成分イメージ

肌にも地球にも優しいオーガニック化粧品ですが、「オーガニック化粧品」と書いているからと言って全てが天然・有機栽培であるとは限りません。

食品の場合なら「有機JASマーク」でオーガニックか否かを判別できるのですが、化粧品の場合はまだ、その商品がオーガニックであると認証する機関がありません

日本では、オーガニック成分が使用されていれば「オーガニック化粧品」であり、配合量やその他の成分に関しては不問。極端なことを言うと、たった1%しかオーガニック成分を使っていないのだとしても「オーガニック化粧品」と名乗ることも可能なのです。

純度の高い
オーガニック化粧品がほしいときは…

純度が高いオーガニック化粧品を使いたい場合は、どうしたらよいのでしょうか。

日本のオーガニック化粧品にはまだ認証機関がないため、国内で純度の高いオーガニック化粧品を選ぶのは少々難しいでしょう。そこで、オーガニックコスメの認証機関がある海外の認証基準についてご紹介します。

知っておくべきは、ヨーロッパ諸国の「NaTrue」やフランスの「ECOCERT」、アメリカの「USDA」、ドイツの「BDIH」、イギリスの「SoilAssociation」など。高い審査基準が設けられていますので、これらのマークがついた化粧品は純度の高いオーガニック化粧品といえるでしょう。しかし、これらは100%オーガニック成分で作られた化粧品だと認証しているわけではありません。保存料など数%程度の化学成分を含有することは認められています。

より厳格なオーガニック化粧品を探したいなら、天然成分100%を基準にしているオーストラリアの「ACO」、イタリアの「SoCert」がおすすめです。

保存期間に気をつけましょう

オーガニック化粧品の天然成分の純度は高いに越したことはありませんが、ただ1点だけ「保存期間が短い」というデメリットを抱えています。肌にへの刺激が少ないオーガニック成分はすぐに傷んでしまうため、それを防ぐために保存料、防腐剤として化学成分を加えている場合があります

オーガニック化粧品を選んだはずなのに「保存期間を長持ちさせるため」という理由で配合された化学成分により肌に負担をかけてしまう可能性があるのです。

「オーガニック」という言葉で判断せず
どんな成分が入っているかに
目を向けてみましょう

「オーガニック」という売り文句を見て「肌に優しい化粧品なのだ」と判断してしまうと、実は肌に負担をかける化学成分がたくさん入った商品を知らずに使ってしまったり、保存料は天然成分なのに防腐ができることで「オーガニックじゃない」と言って良品を見逃したりすることもあります。

本当の意味でお肌に優しい化粧品を探すなら、成分表示をきちんと読み、どんな成分が使われている化粧品なのか見るくせをつけておきましょう。

お肌に優しい化粧品の配合成分
について詳しく見る

モア・オーガニック化粧品とは

 

モア・オーガニック化粧品は、農薬や科学性の肥料を使わずに育てたオーガニックの植物原料を使用している化粧品のこと。原料の栽培時だけでなく、化粧品の製造時にも化学製品を使用しないのが特徴です。

海外のオーガニックの基準

オーガニック化粧品は、有機栽培の植物を原材料として使っている化粧品を指しますが、有機栽培の植物を原材料の配合量について、日本では明確な基準がありません。

しかし、海外ではオーガニック化粧品について明確な基準を設けた団体がいくつもあります。どのようにオーガニック化粧品を選べばようか迷っている方は、海外の団体が定めている基準をひとつの目安にすると良いでしょう。

エコサート

エコサートは農学者団体によって1991年に設立された、フランスの国際有機認定機関です。オーガニック認証団体の中で最大の規模を誇っています。オーガニックの世界基準となっている認証団体だといっても過言ではないでしょう。

エコサート認証(ナチュラル&オーガニック化粧品基準)は非常に厳しいもの。天然由来の原料95%で構成されている完成品であり、そのうちの10%は農薬や科学性の肥料を使わずに育てたオーガニック原料でなければいけません。また、化粧品全体で使用している植物原料の95%以上が農薬や科学性の肥料を使用していないオーガニック原料である必要があります。

コスメビオ

コスメビオは2002年設立されたフランスのオーガニック認証団体です。オーガニック原料の配合量は明確に定めておらず、基本的にはエコサートの基準を満たしているものに認定マークを与えているとのこと。そのほか、石油由来物質の使っていない、95%が天然由来成分で構成されている、植物成分の95%以上はオーガニック原料であるなど、エコサート認証同様、厳しい基準を設けています。多くの化粧品原料業者、製造業者、研究所、流通業者などが加盟している、欧米ではスタンダードなオーガニックコスメ認証団体です。

NaTrue(ネイトゥルー)

NaTrueは、2007年にベルギーで設立されたオーガニック認証団体。認証基準やプロセスなどの情報を一般公開しており、なおかつ第三者の認証機関による公正な審査を行っているのが特徴です。NaTrueの認証部門は3つ(自然化粧品、オーガニックな原料を含む自然化粧品、オーガニック化粧品)にわかれており、それぞれの認証について明確な基準が設けられています。

ecobio(エコビオ)

ecobioは、フランスの通産産業省によるオーガニック認証制度です。オーガニックコスメ先進国とも言えるフランスにおいて、オーガニックの推奨や市場の混乱を防止する目的で国による認定制度が設けられています。生物性由来原材料の50%がオーガニック農法であること、原材料の95%以上が天然由来であること、化粧品の5%以上がオーガニック原料で構成されていることなどの条件を満たした場合、認証されます。

USDA

アメリカの農務省に管轄されている認定機関です。正式名称はUnited States Department of Agriculture、略してUSDAとなります。USDAの認証基準は世界で最も厳しいと言われています。有機栽培された原材料は、3年前までさかのぼって「農薬」や「化学肥料」が使われていない土地で栽培されているか厳密な調査を実施。そのほか遺伝子組み換え原料を使用していない、95%以上がオーガニック原料で構成されているなど、厳しい基準がたくさん設けられています。

BDIH

BDIHは、オーガニックコスメ先進国でもあるドイツで2000年に設立された認証機関。ドイツの医薬品化粧品商工業企業連盟によるオーガニック認定です。

原料は有機栽培か野生採取したものを使用する、動物実験を行わない、哺乳類由来の原料を使用しないなど、ドイツ国内で曖昧になっていたオーガニック基準を明確にしてきた実績があります。原材料はもちろん、加工方法への禁止事項、保存料、管理方法、容器にいたるまで、厳しい基準を設けている認証機関です。

demeter(デメター)

2001年に設立されたオーストラリアのオーガニック認証機関です。バイオダイナミック農法という土壌や種まき、収穫にまでもこだわった厳しい基準の農法を条件としている「IFOAM」というオーガニック品質の認証機関にも加盟しています。そのほか、化学原料(化学香料含む)の使用しない、demeterにより認証された原料90%以上で構成された完成品であることなど、厳しい基準が設けられています。

eco control(エココントロール)

ドイツを代表するエコメーカーによって策定されたガイドラインで第三者による審査を行う品質審査機関。「皮膚科学的な効果が確証されている」ことが基準に含まれているのが特徴です。他にも動物実験や殺傷した動物由来の成分の禁止、石油化学系の界面活性剤の不使用など、厳しい制限があります。植物性の保存料を使用すること、有機栽培のエッセンシャルオイルを使用することなど、細かい基準が設けられており、高い品質が保たれています。

Sil Association(ソイルアソシエーション)

1946年にイギリスで設立された、有機農産物の検査および認証機関。「健康的な土壌が健康な植物を育み、それが健康な体を生んでいく」というコンセプトのもと運営されているチャリティー団体です。非営利団体であることから信頼性も高いと評判。オーガニックコスメの認証機関として活躍する傍ら、オーガニック農法への転換サポート、学校給食の見直しなど、幅広い分野で活動しているのが特徴です。

SoCert

フランスの国際有機認定機関であるエコサートをモデルとして作られた、イタリアのオーガニックコスメ認証機関です。母体はQC&Iという農作物を対象にしたオーガニック認証機関として知られています。SoCertは、植物原料100%であることをオーガニックの認証基準にしていることから、エコサートよりも厳しいと言われています。化粧品はもちろん、洗剤や食品など幅広い分野におけるオーガニック認証機関で、イタリアではSoCertがスタンダードな基準とされています。

AIAB

1982年に設立された「イタリア有機農業協会」のAIAB。設立して10年目にイタリアの農業省から正式に認可され、バイオダイナミック農法などの厳しい基準でで知られる「IFOM」からも認定を受けたオーガニック認証機関です。初めは農作物のオーガニック認定をメインにしていましたが、どんどん認証の幅を広げており、現在は化粧品、加工食品や日用品などのオーガニック認証も行っており、宣伝やプロモーション活動も行っています。

オーガニックと無添加の違い

オーガニック化粧品も、無添加化粧品も、現在の日本で明確な基準は定められていません。

簡単に説明するなら「各メーカーの独自基準に従って特定の成分を入れない事にこだわっているのが無添加化粧品」であり、「有機栽培・植物原料にこだわっているのがオーガニック化粧品」だと言えます。どちらも自然由来の原料にこだわっているという点は同じですが、細かい点を見るとまったくの別物です。どちらにしても日本の基準は曖昧なので、無添加化粧品であれば「何が無添加なのか」を確認する、オーガニック化粧品なら「どこかの機関の認証を受けているのか」などの情報を確認したうえで商品を選ぶことをおすすめめします。

アイテム別に解説
肌に優しい化粧品の選び方

監修者
【監修者より】
知ってほしい、
研究員の思い。

化粧品をつくる側だからこそ、
本当に良い化粧品は何かを伝えたい。

直接お肌につけるものだからこそ、私たち研究員は「お肌に優しく、そしてお客様のお悩みにより添える商品」の開発を使命としています。世の中には、たくさんの化粧品があふれています。日々、研究に熱を注いでいるからこそ、お客様にはご自身の肌に合った商品を手に取ってほしい。そう、切に願っています。

このサイトをご覧になっている皆さんは、お肌をいたわる化粧品を探していらっしゃることでしょう。お肌の知識や、化粧品業界の事情から「お肌への優しさ」というテーマで解説させて頂きました。皆さんの化粧品選びに少しでもお役に立てれば幸いです。

           

本当に、肌に優しい化粧品を届けたい。
理想の化粧品をつくるため、
リソウは研究を続けています。

1995年に健康食品の原料メーカーとして創業。成分開発の技術を活かし“肌に優しい化粧品”として美容液「リペアジェル」を代表とするリペアシリーズを製造・販売しています。本当に肌へ良い成分を追求し、業界で不可能といわれた生のビタミンCを配合する技術を開発。良質な植物原料にもこだわり自社農園にて無農薬栽培も行っています。

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