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化粧品に含まれるプロテオグリカンの効果とその特徴

化粧品や健康食品の成分表などで見かけることも多いプロテオグリカン。ヒアルロン酸やコラーゲンを多く含むとされ、エイジングケアや保湿など美容には欠かせない成分と言われることも多いです。実際には、どのような効果があるのでしょうか?ここでは、プロテオグリカンに期待できる美容効果や特徴についてみていきましょう。

監修者

【監修】私が解説します!

天然由来の基礎化粧品を開発しているメーカー「リソウコーポレーション」開発部門の研究員。
健康食品の原料メーカーでもあることから成分・原料開発の実績を活かし、素肌に優しい化粧品の開発を行っています。

≫リソウコーポレーションとは?

エイジングケアへの効果が期待できるプロテオグリカンとは?

プロテオグリカンは、コアタンパク質とコンドロイチン硫酸、ケラタン硫酸等のグリコサミノグリカンと呼ばれる糖鎖糖が複合した「糖たんぱく質」のひとつ。「プロテオ」は、「プロテイン」つまりタンパク質のことを指し、「グリカン」は多糖類を意味しています。ヒアルロン酸やコラーゲンに並ぶ、細胞外マトリックスを作る第3の生体成分と呼ばれているものがプロテオグリカンです。

プロテオグリカンは糖の特徴である水親和性によって、プロテオグリカンは多量の水分を維持することが可能。そのため、美容成分として知られているヒアルロン酸やコラーゲンよりも保水性に優れ、さらに皮膚のハリを保つ弾力性にも高い効果があると言われています。

プロテオグリカンは、主に皮膚や軟骨に存在。軟骨では、衝撃を和らげる緩衝作用により、関節がより動きやすいように助けています。肌の保湿性をアップさせ、ハリや弾力を与える効果があるとされているプロテオグリカンは、多くの化粧品や健康食品などの原材料です。肌にハリや潤いを与える上で、もっとも重要な成分と言えるでしょう。

プロテオグリカンが肌に優しい理由

プロテオグリカンは、肌の調子を整える作用があるEGF(上皮細胞増殖成長因子)と似たような効果があると言われています。

EGFとは、細胞が成長するのを助け増殖を促す働きがある因子。EGFは、年齢を重ねるにつれ減少するため、加齢に伴い細胞の再生機能は低下していきます。肌のターンオーバーの速度が遅くなり、肌が老化する原因のひとつ。

ある研究では、正常ヒト表皮角化細胞にプロテオグリカンを添加した細胞試料と添加していないものを比較。プロテオグリカンを添加した細胞試料の方が、表皮角化細胞の増殖が促されたという結果が出ました。この研究から、肌の細胞の成長や増殖を促すプロテオグリカンは、細胞の再生機能が低くなった表皮の機能を回復させる効果が期待されています。

プロテオグリカンには、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促進する効果も。そのため、シミの原因となるメラニンの生成を抑え、色素沈着の予防と改善に効果的でしょう。

また、プロテオグリカンの優れた保水力は、ヒアルロン酸の1.3倍と言われています。そのため、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促進する効果と高い保水力が組み合わさり、さらに保湿力がアップ。肌の乾燥やシワ、たるみ、くすみなどの肌トラブルに効果的であると言えるでしょう。

炎症の抑制

プロテオグリカンは、体内の炎症を抑制するのに効果的です。プロテオグリカンには、炎症抑制効果のある「サイトカイン」の働きを促す作用があります。サイトカインは、細胞から分泌されるたんぱく質です。このサイトカインの炎症抑制効果を促す作用により、体内での炎症を抑え、特に大腸炎などの予防に効果的。

さらに、肌トラブルのシワやシミ、たるみなどの老化現象は、炎症を起こす免疫細胞の働きにより活発になると言われています。そこで、プロテオグリカンの炎症を抑制する働きが効果的です。免疫細胞の炎症作用を抑制し、老化現象の加速を抑える効果が期待できるでしょう。このようにプロテオグリカンの炎症抑制効果は、老化現象の抑制だけではなく、肌トラブルを抑える働きもあります。

さまざまな作用があるプロテオグリカンですが、副作用やアレルギーが気になる方も多いでしょう。しかし。プロテオグリカンは、もともと体内にも存在している成分のため、アレルギーや副作用の心配はありません。そのため、アレルギーや副作用が心配な方でも安心でしょう。

生活習慣病の予防と改善

最近、増えている肥満や糖尿病などの生活習慣病。改善や予防方法について悩んでいる方におすすめなのがプロテオグリカンです。プロテオグリカンは、生活習慣病の予防や改善に効果があると言われています。

これまでのプロテオグリカンの研究では、糖尿病の判断基準であるHbA1c値の上昇を抑える働きがあることが発見されました。さらに、増えすぎた体重を軽減したり血糖値の上昇を抑制したりする作用があるとも言われています。

慢性的に炎症を起こす物質が過剰分泌されると、活性酸素の発生につながります。活性酸素は、さまざまな種類の生活習慣病の原因になる可能性が大きい物質です。

プロテオグリカンの炎症を抑える作用は、生活習慣病の原因となる活性酸素の発生を抑制することが可能。そうすることで、脳・内臓・血管の老化を抑制し、肥満や糖尿病などの生活習慣病を予防する効果が期待されています。

プロテオグリカンは、美容だけではなく健康的な体を維持する上でも大変重要な成分です。肥満や糖尿病などの生活習慣病を改善・予防したい方にプロテオグリカンは効果的でしょう。

関節の動きをサポート

プロテオグリカンは、皮膚や軟骨に主に存在しています。特に、関節の軟骨に含まれているプロテオグリカンは、関節の動きをサポートする重要な成分です。関節と関節の間でクッションとしての役割を果たし、関節部分の骨がスムーズに動けるように助けています。

加齢により関節部分の軟骨はすり減るため、年を重ねるごとに関節痛が出る人も多いでしょう。そこで、関節部分の軟骨を構成するプロテオグリカンを摂取することで、加齢による関節痛の緩和に効果的。すり減った軟骨を強化できるとして、プロテオグリカンは大きな注目を集めています。

プロテオグリカンは、変形性関節症の症状緩和に効果的です。変形性関節症は、関節の軟骨がすり減ることでスムーズに動けなくなります。さらに、軟骨組織のかけらにより痛みや腫れが発生、関節が動かしにくくなり関節が変形してしまう疾患です。

プロテオグリカンの軟骨の形成を助ける働きにより、すり減った軟骨の再生を促進させて変形性関節症の症状を和らげることが期待できます。このようにプロテオグリカンは、関節の疾患に大きな効果が期待できるでしょう。

監修者
【監修者より】
知ってほしい、
研究員の思い。

化粧品をつくる側だからこそ、
本当に良い化粧品は何かを伝えたい。

直接お肌につけるものだからこそ、私たち研究員は「お肌に優しく、そしてお客様のお悩みにより添える商品」の開発を使命としています。世の中には、たくさんの化粧品があふれています。日々、研究に熱を注いでいるからこそ、お客様にはご自身の肌に合った商品を手に取ってほしい。そう、切に願っています。

このサイトをご覧になっている皆さんは、お肌をいたわる化粧品を探していらっしゃることでしょう。お肌の知識や、化粧品業界の事情から「お肌への優しさ」というテーマで解説させて頂きました。皆さんの化粧品選びに少しでもお役に立てれば幸いです。

           

本当に、肌に優しい化粧品を届けたい。
理想の化粧品をつくるため、
リソウは研究を続けています。

1995年に健康食品の原料メーカーとして創業。成分開発の技術を活かし“肌に優しい化粧品”として美容液「リペアジェル」を代表とするリペアシリーズを製造・販売しています。本当に肌へ良い成分を追求し、業界で不可能といわれた生のビタミンCを配合する技術を開発。良質な植物原料にもこだわり自社農園にて無農薬栽培も行っています。

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