肌に優しい洗顔の選び方
お肌の美しさと健康を保つスキンケアの、中心部分とも言える洗顔フォーム。汚れを取りつつも刺激を与えない…その難しいさじ加減を満たした、お肌に優しい洗顔フォームの選び方をご紹介していきます。

【監修】私が解説します!
天然由来の基礎化粧品を開発しているメーカー「リソウコーポレーション」開発部門の研究員。
健康食品の原料メーカーでもあることから成分・原料開発の実績を活かし、素肌に優しい化粧品の開発を行っています。
本当に肌に優しい洗顔フォームの選び方
肌に負担をかけやすい成分が入っているものを避ける
お肌に刺激を与えてしまう成分と言えば、石油由来の成分である「シリコン」「パラベン」や、合成香料、アルコール、サリチル酸といったものです。これらはお肌に刺激を与えるため、肌荒れや乾燥肌、吹き出物などの肌トラブルに繋がる要因。成分表に名前がないか要チェックです。
また、泡立て不要タイプの洗顔フォームにも注意。最初から泡の状態で出てくるので便利ですが、泡の状態にするために、不純物である発泡成分が添加されているのです。この不純物によって肌を刺激するリスクがあります。
保湿成分が配合されるものを選ぶ
洗顔フォーム選びで気をつけたいのは、肌の乾燥です。洗顔は肌を清潔に保つかわりに、本来肌を潤すための皮脂まで洗い落としてしまいかねません。そのため洗顔後には肌が乾燥してしまうのです。洗顔の際に肌がつっぱるのを感じた人は、まさにその乾燥の段階にあります。
普段のスキンケアで肌を保湿するのはもちろん大切ですが、洗顔フォームでもしっかり肌を保湿することはできます。不要な汚れを取り除きつつ、保湿成分で肌に潤いを与え、みずみずしい状態に導いてくれるものを選びましょう。
おすすめの保湿成分は「グリセリン」や「アミノ酸」。グリセリンは種子植物や海藻類などに含まれている、天然の保湿成分です。保湿剤としての効果はもちろんのこと、吸湿性にも優れているため、水分を肌に引き寄せる効果も期待できます。洗顔料に含まれていれば、洗顔と一緒に肌の保湿問題まで解決できちゃいます。
アミノ酸は敏感肌の人にも優しい、肌に刺激を与えないマイルドな洗浄力を持つ成分です。洗顔で肌に刺激を与えるのを防ぎ、文字通り「優しい洗顔」が実現できます。
【監修】リソウコーポレーションが取り扱っている洗顔料
リペア洗顔フォーム
引用元:リソウコーポレーション公式サイト
(https://www.risou.com/product/repair-washing-foam/)
- 120g(約45日分)
- 税抜3,333円(税込3,666円)
リペア洗顔フォームは、肌への優しさを第一に考えて開発された洗顔フォーム。天然由来の成分にこだわって開発された商品で、合成着色料や石油系合成界面活性剤、鉱物油や化学薬品、合成香料や合成防腐剤を使用していないのが特徴です。成分一覧に記載されているエタノールは、サトウキビから抽出した成分を使用しています。
リペア洗顔フォームはやや光沢感のある洗顔フォームで、泡立てるともっちりとした濃厚な泡が完成。肌と指の摩擦を防ぎながら、肌表面の皮脂や汚れ、古い角質を洗い流してクリアな肌へと導いてくれます。また、リペアジェル(同シリーズの美容液)の成分が配合されているのもポイント。洗顔後の肌を、リペアジェルが角質層まで浸透しやすい状態に整えられます。
本当に肌に優しい洗顔方法とは?
洗顔の際、どんな手順・どんな手つきで顔を洗うか意識していますか?洗顔方法にも実は間違ったやり方があります。
- 洗顔の際に指の力を使って汚れを落とすこと
- 朝は洗顔をしないこと
この2つはNG行為です。指の力を使うと、汚れを落とすどころか摩擦で肌に刺激を与え、敏感肌や乾燥肌を招いてしまいます。正しいのは、キメ細かな泡をつくって、毛穴の細部を泡の力で洗浄すること。泡を手の上で転がすように洗うのが大切。
また、洗顔は夜のみで朝はしない、というのも×。眠っている間にこそ、顔には皮脂汚れが溜まっています。これらを洗い流さないでいると、汚れが酸化して黒ずみやくすみ、毛穴詰まりになることに…。朝はせめて皮脂の分泌が多いTゾーンだけでも、洗顔する習慣をつけましょう。お湯よりはぬるま湯の方が、肌に負担をかけないのでおすすめです。
正しい洗顔のコツは、濃密な泡をつくることです。泡がきめ細かいほど摩擦を防ぎ、汚れを吸着します。しっかり泡立てて、手を逆さにしても落ちないくらいの泡をつくりましょう。 泡の力だけで洗うのが理想なので、いっそ手は触れないくらいに、泡だけを転がして顔を洗いましょう。すすぎの際はぬるま湯がベスト。温度が高いと肌の乾燥が悪化するので、30~34度くらいを目指してください。
肌に優しい洗顔法
- 洗顔料をよく泡立て、手を逆さにしても落ちないくらいにきめ細かくする
- 泡を顎に乗せた後、鼻・額などのTゾーンを泡を転がして洗う
- 左右の生え際から顎にかけてのUゾーンを、泡を転がして洗う
- 顔全体に泡を行き届かせ、泡をジグザグに転がしたりして、優しく洗う
- ぬるま湯で泡を溶かすように優しくすすぐ。念入りに何回もぬるま湯ですすぐ