化粧品開発の研究員が解説
本当に肌に優しい化粧品とは
基礎化粧品はあなたのお肌をトラブルから守り健やかな肌環境に整えるために役立てるものですが、化粧品の「化」は化学物質を使って変化を起こす意味合いも含みます。そこでまず、本当の意味で「素肌に優しい化粧品」とはどのようなものなのかを検証するため、お肌に良いとされる条件についてくわしく見ていこうと思います。解説してくれるのは、自社農場の無農薬栽培米による基礎化粧品の開発を手掛けてきたリソウコーポレーションの研究員。専門家の視点で肌に優しい化粧品の本質を掘り下げていきます。

【監修】私が解説します!
天然由来の基礎化粧品を開発しているメーカー「リソウコーポレーション」開発部門の研究員。
健康食品の原料メーカーでもあることから成分・原料開発の実績を活かし、素肌に優しい化粧品の開発を行っています。
「肌に優しい化粧品」の本質
について研究員が解説!
「お肌に優しい」というキャッチコピーがついた化粧品を目にすることが増えてきていますが、季節の変わり目の揺らぎがちなお肌の人はとくに、「本当にこの化粧品は肌に優しいのだろうか?」と疑心暗鬼におちいるケースもあると思います。とくに「無添加」や「オーガニック」と書いてある場合など、きっとお肌にはいいものなのだろうと思って使い始めたのに、肌に刺激を感じたり赤くなってしまったりした経験のあるのではないでしょうか。
確かに無添加やオーガニック、低刺激、アトピーでも大丈夫・・・というコンセプトで設計された化粧品の中には、本当に高品質で肌に優しい化粧品も存在します。でもなかには「無添加」と書かれた化粧品であっても、肌に刺激を与える石油由来成分が使われていることもある、ということを理解しておく必要があります。花粉症やダストアレルギー、アトピー性皮膚炎などの既往症がある人は、化学物質が原因で肌環境が悪化する可能性もあるからです。
そこでここでは、肌に優しい化粧品の本質を見極めるための予習として、オーガニック化粧品や無添加化粧品、医薬部外品とはどのようなものなのか、お肌の専門家である基礎化粧品の研究者が解説していきます。
オーガニック化粧品について

オーガニック化粧品とは、「有機栽培」つまり無農薬で育てられた植物を由来とした成分が配合された化粧品のことです。そもそもオーガニック化粧品とはどのようなものなのか、その本質やメリット、オーガニック化粧品を選ぶ際の注意点などをまとめました。
無添加化粧品について

「無添加」の意味は、ある特定のものが含まれていないということ。「無添加化粧品」が本当に肌に優しいのか、肌に優しい無添加化粧品の選び方のポイントは何なのかを詳しくご紹介していきます。
医薬部外品(薬用化粧品)について

医薬品と化粧品の中間地点にあるのが「医薬部外品」です。医薬部外品…つまり薬用化粧品にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。肌に優しい薬用化粧品の選び方のコツについてご紹介していきます。
肌に優しい化粧品の選び方
化粧品といっても、アイテムによっては役割や含まれる成分が異なります。つまり選ぶときに見るべきポイントも1つ1つで異なるということ。
各化粧品を選ぶ際の、「肌に優しい」と言えるかどうかの基準や、実際に気を付けるべきポイントをご紹介していきます。
肌に優しい化粧水の選び方

肌の保湿を左右し、素肌の調子を大きく変化させるのが化粧水の存在です。素肌を美しく健康的に導くための、肌に優しい化粧水の選び方や、気を付けるべきポイントをご紹介していきます。
肌に優しい美容液の選び方

一人一人の肌トラブルに合わせて、保湿や美白といったピンポイントな効果を発揮するのが美容液です。そんな美容液の正しい使い方や、肌に優しいかどうかを判別するポイントをチェックしていきましょう。
肌に優しいファンデーションの選び方

肌を美しく見せ、メイクのノリを良くするためにはファンデーションが欠かせません。肌に長い間密着していることが多いからこそ、ファンデーションの肌に優しい選び方をチェックしておきましょう。
肌に優しい日焼け止めの選び方

日焼け止めは紫外線からお肌を守るために欠かせないアイテムですが、数値が高い商品=良いものと思っていませんか?紫外線の種類や塗る場所によって適した商品も変わるため、外出の頻度や日射しの強さを考えた日焼け止めを選ぶことが大切です。また、数値が高い商品は肌への刺激が強い成分も多く含まれているので、多用すると肌にダメージを与えかねません。ここでは肌への負担を軽減する商品の選び方や紫外線吸収剤や紫外線錯乱剤について解説。ピッタリの日焼け止めを選ぶためにも、参考にしてみてください。
肌に優しい洗顔の選び方

スキンケアの核となる洗顔は、肌に付いた汚れや過剰な皮脂を洗い流すために欠かせません。しかし、洗浄力が強すぎると保湿に必要な皮脂まで流れてしまい、肌への負担が大きくなります。加えてNGな洗い方をしていると、摩擦でより肌を傷めることに。美しい肌を目指すなら、正しい洗顔方法を覚えておきましょう。洗顔料に含まれる低刺激の成分や正しい洗顔について紹介しているので、洗顔選びにお役立てください。
肌に優しい乳液の選び方

乳液は化粧水の後につけることで肌の水分を閉じ込める役割があります。そのため、肌の持つ保湿能力やバリア機能を保つには欠かせない製品と言えるでしょう。肌に優しい成分を選べば、肌への負担も軽減されます。とはいえ使いすぎはテカリや毛穴汚れの原因になるので、適量に留めることが大切。おすすめのうるおい成分と合わせて乳液の使い方を見ていきましょう。
肌に優しいクリームの選び方

乳液と同様に肌の保湿に欠かせないアイテムです。不足した皮脂を補い、乾燥を防ぐ役割を持っています。油分の量が乳液とクリームでは異なるので、肌の状態や季節で使い分けるのがおすすめ。普段使いだけでなく、スペシャルケアとしても活用できます。クリームを使う際のスキンケアのポイントも紹介しているので、肌が乾燥しやすい方はチェックしてみてください。
肌に優しい化粧下地の選び方

下地は肌を整えてメイクの仕上がりを良くする以外にも、刺激から肌を守る役割を持つ化粧品。ファンデーションと肌の間で、クッションのように刺激が伝わるのを防いでくれます。その分肌と密着する時間も長く、負担がかかりがち。また、落としにくい下地は洗顔のときに肌を傷める原因になることも少なくありません。長時間、肌の一番下につけるものだからこそ、選ぶ際に気にしてほしい美容成分やポイントを解説しています。
肌に優しいクレンジングの選び方

クレンジングは、普通の石鹸や水では落ちにくいメイク汚れや過剰な皮脂を落としてくれます。クレンジングと洗顔をうまく使い分けることで、毛穴詰まりの原因をキレイに洗い流すことが可能。肌トラブルを回避することにもつながります。製品によっては摩擦で肌を傷めやすいものもあるので、肌に合った製品を選ぶためにも特徴を知っておくことが大切です。クレンジングオイルやクレンジングクリームといった種類ごとの説明や役割、注意点などをまとめています。