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理想の肌の状態とは

プロの美容家のセミナー第一回:
理想の肌の状態とは

自分の理想の肌に近づくために、いろんな化粧品を使って頑張っている女性が少なくありません。しかし、何が正解かわからずに悩んでいる人もいることでしょう。肌との付き合いに迷っている人のために、美容家・香瑠さんにご自身の経験やスキンケアの秘訣を教えて頂きました。

美容家香瑠(kaoru)さん
美容家香瑠(kaoru)さん

トータルビューティーカウンセラー。美容家歴20年。トータルビューティースクール「La dea」(ラ・デーア)主宰。
モデルを経験したことをきっかけに美に興味を持ち、メイクアップやカラー、ウォーキング、マナー、コミュニケーション心理学(交流分析)等、多方面での技術を習得。「『見た目のキレイ』(外見)と『ココロの元気』(内面)を自らの手で掴んで輝いてほしい」をモットーに、全国の企業セミナー・イベント・研修や専門学校・短大での講義、La deaでのレッスンにより美を伝え続けている。受講生は15000人以上。

絶妙なバランスで作られる
理想の肌―「健康な肌」

香瑠さん

小さな頃から「美しいもの」や「美しい人」を見るのが好きなのですが、私が本格的に興味をもったのはモデルの事務所に入った頃ですね。周りの方々は綺麗な方ばかりなので、とても刺激を受け、美肌に関する勉強も始めました。

さまざまな勉強や知識、テクニックを習得してきて、今の私にとって理想の肌とは、一言で「健康な肌」です。

トラブルが無いことはもちろん、ハリ・透明感・柔らかさ・輝き等がある…これが健康な肌です。健康は、総合力で作られますし、絶妙なバランスで成り立っているので、何かが崩れると健康な肌とは言えなくなる…そんな深さがあるから美肌は尊いと思っています。

笑顔が理想の肌に繋がる

理想の肌である健康な肌は、主な3本柱「身体づくり」、「思考」、「お手入れ」で作られると私は考えます。

1.身体づくり

身体全体が滞っていると、当然のように肌にも必要な栄養素は行き渡りません。冷やすことなく身体全体の血流を促すことや、腸内環境を整えることは必須ですね。私は職業柄たくさんの方にお逢いしていますが「肌は腸の状態を表す」と、とても感じます。

2.思考

いつも悩んでいる人といつも笑っている人。これも肌に顕著に出ますね。

肌を見ると、なんとなくその方の思考がわかってしまうほど。例えばあくまでも傾向ですが、肌が白くてキメが細かい方は繊細な方で、イエローベースで毛穴がちょっと目立つ方はおおらかな方ですね。

思考は心がけ次第で変わります。物事は、自分の捉え方ひとつでプラスにもマイナスにもなりますので、自分が笑顔でいられるような思考にすることも美しい肌に繋がっています

3.お手入れ

肌にとって、一番直接的だと思われるものですね。

肌の循環であるターンオーバーを促進するものや、みずみずしさやハリに欠かせないコラーゲンをサポートする化粧品を使うことです。

現在、優れた化粧品がたくさん出ていますよね。その優れた化粧品を有効的に肌に届けるために注目しているのが「ラメラ構造」です。

きれいな「ラメラ構造」は 肌のバリア機能をしっかり働かせる

先程言ったラメラ構造についてですが、肌の一番外側にわずか0.02mm程度の角質層という層があります。その角質層が私たちの肌を紫外線や乾燥などの外からの刺激から守り、内側からの水分蒸発を防いでくれます。厚さも働きもちょうどラップのようなものですね。

その角質層の中には、角質細胞がレンガ状に積み上がっていて、隙間に水分と油分がミルフィーユ状に並んでいます。これを「ラメラ構造」と呼びます。

ラメラ構造

そのラメラ構造の状態によって、肌の状態が変わるといっても過言ではありません。

ラメラ構造がキレイに整っていると、ラップが上手くできている状態になります。しっかりバリア機能が働いてくれます。バリア機能が働いてくれるということは、外からの乾燥だけでなく、内側からの水分蒸発も防いでくれるということです。例えば、半分使った後でしっかりラップをしていたエノキのように、エノキの水分が流出することが防止できます。

しかし、ラメラ構造が崩れると、ラップをしていたと思ったけれどラップが破れていて乾燥してしまい、冷蔵庫のスミでカピカピに細くなってしまったエノキになってしまいます。

このように、ラメラ構造はとても繊細です。

加齢による衰え、生活環境の乱れ、精神的ストレス、タオルでゴシゴシと拭くなどの外的ストレス等、さまざまな状況で乱れます。ラメラ構造が乱れると乾燥やシワはもちろんのこと、キメが乱れて肌の表面がザラザラしてきます。

そこで、ラメラ構造を正常に保ち、いつまでも若々しくいられるように、今すべきことをお伝えいたしますね。

ラメラ構造を美しく保つ秘訣3か条

  1. 石油系添加物の入っていない化粧品を使うこと

    化粧品は、毎日使うものです。使ってトラブルが無いものでも、蓄積されていくということを忘れずに。界面活性剤など石油系添加物が入っている化粧品を毎日使うことによって、自力で整っているラメラ構造にも少しずつダメージを与えてしまうのは否めないですよね。

    毎日使うものだからこそ!肌に安心な化粧品がおすすめです。

  2. 口からも肌からも水分・油分をしっかり摂ること

    口からしっかりと水分やオメガ3、6といった良い油を摂り、身体の内側からみずみずしくあること。そして、肌からも水分・油分を補うということ。

    水分が足りていない場合は、皆さん自覚なさっていることが多いですが、油分については少し誤解があるようです。

    オイリースキンの方で「私はオイリーだから、洗顔後は化粧水だけなの」という方もいらっしゃいますが、私はおすすめしません。洗顔後、すぐには自分の肌から脂が出てきませんから、その間水分が蒸発し乾燥してしまいます。

    また、加齢とともに出てくる脂が酸化しやすくなります。その酸化を防ぐためにも、良い油を化粧品で補う必要があるからです。

  3. ラメラ構造自体を整える化粧品を使うこと

    肌の生まれ変わりの周期であるターンオーバーは、一般的に28日周期といわれています。

    ラメラ構造が乱れた場合、ターンオーバーで生まれ変わるのを待つということもできますが、ターンオーバーは加齢や環境などでどんどん遅くなります。ですので、ラメラ構造自体を整える化粧品を使う方が効率的なのです。

化粧品選びで心がけるべき
「自分に必要なもの」を選ぶ

ラメラ構造に注目した化粧品を選ぶことが大事ですが、他の成分も確認なさってください。

化粧品表示って、ちっちゃい字で書いてあるしカタカナが多くて…。と苦手な意識があるかもしれませんよね。その気持ちはすごくわかります。

でも、実は成分を覚える必要はありません。「自分が毎日使うものとして意識すること」のために確認することが大切ということです。

一番簡単な方法として、化粧品メーカーのサイトに行って、ざっくりで良いので情報をゲットし、「自分に必要なもの」を選ぶ。

その時、確認するポイントは…

  • 何のための商品か?例:保湿?美白?オイルコントロール?など
  • 何が入っているのか?例:有効成分は?植物由来か化学成分か?少しでもよくない成分は入っていないか?
  • 商品のこだわりはあるのか?

以上を確認したら、自分のこだわりや目的によって選びましょう。

納得して使った方が、肌へのプラシーボ効果もありますよ。(※プラシーボ効果:暗示作用。自己暗示によって結果が出ること)

もう1回言いますね。化粧品は毎日使うもので、肌に蓄積されるものなのです。それを忘れず肌に優しい化粧品を選ぶ意識が大切です。

美肌を目指しているあなたへ

香瑠さん

色々と難しいことをお伝えしたかもしれませんが、何を一番お伝えしたいかというと、「正しい情報を得て自分で選ぶ」って重要!ということです。

それが出来れば、「今からでは遅い」とか「私には無理なのでは?」ということはありません。美しい肌になるのは、今からでも出来ますし、誰にでも可能です

諦めずにコツコツとすれば、ちゃんと肌は結果を出してくれます。

美は1日にしてならず!楽しみながら一緒に肌を育てていきましょう

セミナー第二回:
素肌を美しく保つために必要なケア

素肌を美しく保つことができる
肌に優しい化粧品の選び方について詳しく