運動が不足している
健康のために運動をしている方も多いでしょう。実は、適度な運動は健康だけではなく、肌のコンディションにも大変重要です。ここでは、運動不足が及ぼす肌への影響やおすすめの運動法について解説していきます。
なぜ運動不足は肌に悪い
適度な運動は、心身の健康に良い影響を与えます。さらに、肌のターンオーバーを促すことで肌の状態を健やかに保つことも可能。運動をしないとこのような肌の新陳代謝が滞ってしまう可能性もあるでしょう。そこで、運動不足が肌に及ぼす悪影響について解説します。
肌トラブルを引き起こす
運動をすることで汗腺が活発になり、汗や皮脂が適度に分泌されます。一見肌に悪そうな汗や皮脂ですが、適度に表皮あることで皮膚の常在菌のバランスを整え肌の環境を良い状態にキープ。
そのため運動をせず汗腺の働きが悪くなると、肌環境が崩れてしまいニキビや湿疹などの肌トラブルにつながります。また、体内の老廃物の排出も十分にできないため、肌のターンオーバーが悪くなるでしょう。
活性酸素によるビタミンC不足
活性酸素は、通常の生活をしていても発生するものです。しかし、増えすぎた活性酸素は、正常な細胞を酸化させます。活性酸素を除去する働きのあるビタミンCは、活性酸素の増加によりどんどん消費され、ビタミンC不足の状態に。
軽い運動により活性酸素は除去されます。そのため、適度に運動することで活性酸素を減らしビタミンCの消費を防ぐことが大切です。ビタミンCの不足は、乾燥肌やニキビ、吹き出物の原因となります。
運動不足が肌に及ぼす影響
運動不足による肌への影響はさまざまです。例えば、慢性的に運動不足になると血行不良の原因になります。血液は、毛細血管を通して体の隅々まで栄養や酸素を運搬。新しい細胞を作るための栄養分が行きわたり、肌の新陳代謝が活発になります。さらに、リンパの流れも良くなり、老廃物の排出を促進。
しかし、血行不良の場合、老廃物が体にとどまり肌の新陳代謝も悪くなります。そうすると、肌のツヤや血色が悪くなり、肌のくすみや目の下のクマの原因になるでしょう。このように運動不足は、血の循環が悪く肌のターンオーバーの妨げとなります。肌の調子が基礎化粧品だけでは改善されない場合、適度な運動を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
おすすめの運動法
お風呂でエクササイズ
身体が温まるお風呂でのエクササイズは、血行も良くなるのでおすすめ。 まず、湯船に浸かり浴槽の両端に両肘と前腕をのせます。腕に力を入れて、体を浮かせるようにしましょう。肩がすくまないよう、腕を支点にして体を持ち上げるのがポイント。
そのまま、10秒間姿勢を保ちます。このエクササイズを3セットおこないましょう。腕を支点にしますが、胸の筋肉を締めるよう意識することが重要。バストアップ効果も狙えるため、女性におすすめです。
椅子に座りながらエクササイズ
デスクワークで椅子に座っていることが多い人におすすめなエクササイズです。 椅子に浅く座り、両足を地面から少し持ちあげます。次に、両膝をさらに高く上げ、持ち上げられるところまでゆっくり上げていきます。上げられる限界まできたら、ゆっくりと下ろし両足を地面から少し浮かした状態へ。
これを10回3セット繰り返して終了です。腹筋の下腹を意識するように動かすと効果的。足を上げる時は、両膝を離さないようしっかりと付けるようにしましょう。
立ってできるエクササイズ
通勤で電車やバスを利用する方も多いでしょう。そのような方におすすめなのが立ったままできるエクササイズ。 まず、しっかりと両足で立ち壁などに手をつき姿勢をキープ。少しずつかかとを上げて、つま先立ちになるようにします。
限界までかかとを上げたら、ゆっくりと下ろし最初の姿勢へ。このエクササイズを20回3セットおこないます。一回ずつかかとを地面につけエクササイズをしても良いですが、余裕が出来てきたら地面にかかとをつけずにおこなってみると良いでしょう。姿勢を戻す際、かかとを地面から浮かせてキープし、またゆっくりかかとを上げるとさらに効果的です。